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敗れざる魂

お盆休みが明けて1週間。天気予報のキャスターによると、雨が降り続いている東京は、9月中旬くらいの気温だったそうだ。週末から急に気温が下がり、寝るときに開けっ放しだった窓を閉めて寝るようになった。少しだけ喉が痛い気がする。

北京五輪に想う

17日間にわたる北京オリンピックの聖火が消えた。
平泳ぎで2大会連続2種目金メダルの北島康介の勇姿には身震いがする感動を覚えた。中でも世界新で優勝した100mは圧巻だった。金メダルという結果ももちろん素晴らしいことだが、そこへいたる4年間の「プロセス」と不屈の「精神力」に心から感動し、尊敬する。

ライバルの存在、周囲からの期待、厳しい練習・・・。我々には想像することが出来ない、どれほどのプレッシャーがあったことか。すべてを跳ね除けての「勝利」。両手を突き上げて、雄叫びを上げる姿に、乗り越えてきた困難の大きさが現れているように思えた。

敗れざる魂

北京五輪から初めて競技として始まった水泳のオープンウォーターの記事に勇気づけられた。(日経8月21日付、『「健常者と戦う」夢 目標に』)

膝から下の左足がなく、右足と上腕だけで「水のマラソン」を泳ぎきったのは、女子10キロに出場した南アフリカのナタリー・デュトイト選手、24歳。16歳で2000年シドニー五輪出場を狙うほどの実力があった彼女だが、その翌年、練習後に交通事故に遭い、数日後に左足を切断。普通ならここでオリンピック出場への道は完全に途絶え、諦めるところだが彼女は違った。3カ月後には練習を再開。両足切断の翌年には、英連邦の競技大会で800メートル自由形の決勝に進出。それから2年後の2004年には、アテネのパラリンピックに出場し、5種目で金メダルを獲得する。

これだけでも凄まじい結果だが、このときデュトイト選手は「どうしてもオリンピックに出たい」という強い気持ちが湧き上がってきたそうだ。4年後の北京で採用されるオープンウォーターに狙いを定め、今年4月の世界選手権で4位、念願の夢である「オリンピック出場」を果たした。10キロの遠泳を泳ぎきった初挑戦の結果は、優勝したロシアの選手から1分22秒差で25人中16位。(2時間0分49秒)

さわやかな笑顔で水からあがった彼女は、「すべてをささげた夢のレースだった」と語った。

そして義足をつけて多くの報道陣の前でコメントを残した。

「これからも健常者と戦っていく」


彼女が心に刻む言葉は、私の心にもストレートに突き刺さってくる。
「悲劇とは、ゴールにたどり着けないことではない。たどり着こうとするゴールを持たないことだ」

明確なゴールを持ち続ける彼女は、決して悲劇のヒロインではなく、勝利の勇者だ。
「2012年に、またこの舞台に戻ってきて、5位を狙いたい」と、力強く語るデュトイト選手を目標に、自分のゴールを目指していきたい。

自分は身体にハンディを持っているという、自分に対する「言い訳」をせず、気持ちの上で絶対に弱音を吐かない生き方をしよう。

3度目の正直へ向けて

前回のブログ(8月9日付け)の最後に触れた、「湘南オープンウォーター」2.5キロの部。結果は今年も「負け」だった。ゴールまでの制限時間は1時間30分だったのだが、最初の「1キロ、30分」という大きな壁が立ちはだかった。

先月の初トライアスロンで泳いだ1.5キロでのペースを元に算出した2.5キロの予想タイムは1時間23分。同じペースで1キロの予想タイムを計算すると33分。ギリギリで「30分」を切れない。昨年と違って波のコンディションも悪くなく、前半は通常よりも早いペースで泳いだのだが、目標地点に向かって真っ直ぐに泳げず無駄な距離を泳ぐことになった。結果、1キロのブイ(目印)まで残り数メートルのところでタイムオーバー。そのまま漁船に拾われることになった。

絶対にゴールをしたいと、強い決意で臨んだ今回の大会だったので、素直にリタイヤする現実を受け入れることが出来なかった。直ぐ近くに見えるブイを指差して、審判の船に対して必死の「抗議」をするも却下される。

拾われた漁船には、既にピックアップされている人が乗り込んでいたが、悔しさで周りの人たちと顔をあわせるのもイヤだった。昨年と同じように船で腰越の漁港へ向かう途中、様々な思いが込み上げる。悔しい・・・。今回は本当に悔しかった。

しかし冷静に考えば、明らかに自分の力不足。そして海という場所での練習をしてこなかった練習不足だ。まず、100メートル平均で3分以上かかる泳力。底の見えない海ではプールのようにコースがなく、目標とする方向に向かって真っ直ぐに泳ぐことが難しい。結果、右に左に蛇行しながら泳ぐ実際の距離は、目測より長くなってしまう。それを考えると、100メートルを2分30秒ペース、1キロ25分くらいで泳げる力をつけなくてはならない。

気持ちを切り替え、次回3度目の正直で2.5キロ完泳を目指すことを決意。来年、3年越しのゴールを目指したい。

憧れの鈴鹿サーキット・デビュー

今週末は、鈴鹿サーキットで行なわれる「第25回シマノ鈴鹿ロードレース」に遠征する。憧れの「鈴鹿」のメイン・サーキットを自転車で5周するロードレースに初参加。思えば、2006年のF1日本グランプリで、M.シューマッハーのラストランを目の当たりにした時以来の鈴鹿だ。

アイルトン・セナやアラン・プロスト、ナイジェル・マンセル、歴代のF1ドライバーたちが駆け抜けた、1コーナー、2コーナー、S字、デグナー、ヘアピン、西ストレート、130R、シケインなどなど。中学生の時からテレビで見てきた「夢」のコースを自分の足で、自分の自転車で走りぬける。想像するだけでワクワクする。結果については、また後日お伝えしたい。

2008/08/25 @ 世田谷の自室にて



テーマ : 生き方 - ジャンル : ライフ

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